シンプルな形状の敷地において、いかに特色あるデザインのお庭をご提案できるかがポイントとなった計画です。歩行者のアプローチと車庫部分を地面の仕上げの違いによって指示し、車庫部分も遊び心のある曲線を用いてスリットを計画しました。車庫部分奥にはポストなどを備えた門塀を設けており、建物外壁に備え付けの立水栓を隠す役割も担っております。
敷地裏手は今後隣地に塀が建つことも考慮し、取り外し可能な仕切りを用いて砂利をせき止めております。取り外し可能でありながら耐久性にも富んだ樹脂製の間仕切りを採用しております
また前面道路は今後きれいに舗装される道路、西隣地も将来的に建物とお庭が建つであろう敷地で、それらが今後どのような地面の高さになってくるのかが未定という条件下であったため、どのようなパターンで来られても雨水の流れなどが破断なく処理されるよう地面の高さを計画いたしました。